Base Ball Bearを聴いて亡き友に思いを馳せる
学生時代にちょくちょく聞いていたバンド・Base Ball Bearで、一時期かなり聞いていたアルバムが「新呼吸」。曲は「深朝」ではじまり、「ダビングデイズ」「転校生」など日常生活を思わせる曲、「夜空2/1」で切ない夜、そして「yoakemae」で盛り上がり、新呼吸で朝に戻っていく締めくくりという、24時間が回転したストーリー性があって好きです。
もう十数年以上前の学生時代にさかのぼりますが、とても好きだった友人の突然の訃報で鈍器で打たれた気分になりました。身近な人の突然死ははじめてのことで、ショックを受ける以前に思考が追いつかず、しばらく頭が真っ白になったことを覚えています。彼とは音楽の話で意気投合しており、しばらくのあいだ借りたCDアルバムがこの「深呼吸」でした。
個人的な感じ方ですが、Base Ball Bearの紡ぐ歌詞は、重厚感があるのに清涼感があり、ユニークな曲調と歌声で曲全体が重くならない、そんな印象。日常の一瞬を丁寧に切り取って紡がれた歌詞は、情景を想像してその世界に浸ってしまう。このアルバムに限っては、お別れさえ言えなかった友人のことも思い出します。あの当時は、最後に話したときのことを頭のなかでループしていました。めずらしく、病んだ内容でSNS投稿なんかしてたかな。彼に代わって「わたしがこれからBase Ball Bearのアルバム集めるからね!」なんて誓おうと思っていた。
けど、サブスクで全部聴けてしまう時代に突入したから、アルバムがすべて手元にあるっちゃある。感想を言い合いたかったな~なんて考えたんだけど、最近はCDを買う人どれくらいいるのだろうか…CDの貸し借りから生まれる交流も楽しかったから、サブカルに主流化は寂しくもあるね。彼には、あれから台頭してきた素敵なアーティストの曲もたくさん聴いてほしかったなと思う。あの頃活躍していたアーティストも活動やめてることがあって…世界って儚いなあ!
あれから私も、息抜きしながら一生懸命にたくさん生きてきたけど、こんな不器用で遠回りな生き方見てたら笑われるかしらね。
今日は、音楽でタイムスリップしてしまいました!