ナルトは学生時代にどハマりしていた漫画のひとつ。人生の教科書だって言われるくらい魅力に溢れた作品なんですよね。理由はいろいろあるのでここでは割愛しますが。とても心動かされる作品です。
私の中で3大泣けるシーンは、再不斬と白のエピソード、自来也vsペイン戦、サスケvsイタチ戦。これらは本当に泣かせてくるのいつ見ても。多分共感できる人も多いのではないかな。
けどね1番魅入ってしまったのは、サクラ&チヨ婆vsサソリ。サソリ推しになったきっかけでもあるのだけど、なぜこのバトルが好きなのか考えてみたのですよ。
おそらくサソリとチヨ婆の複雑なエピソードにじんわりする気持ちと、成長したサクラが繰り出すパワフルな攻撃のテンポの良さに脳みそが翻弄されたのではなかろうかって思ってる。
だってずるいよ、サソリ…あんなゴツイ見た目でしわがれた声してた奇妙なおじさんだったのに、サクラが割った傀儡からあんな可愛らしい見た目の少年?青年?が登場するなんて。しかも赤髪ときた(赤髪キャラ好き)
あの美少年が人を殺して傀儡に作り替える、、考えただけで恐ろしいけど空想上の話だから、なんだかもう失踪したと言われてた3代目風影が傀儡になってできた時には伏線回収\( 'ω')/ウオオオオアアーーーッッ!!ってなる私がいたのです。
こういう展開は大好物…(推しが殺られてなければだが)
そしてチヨ婆の後悔から回想される幼少期のサソリ。血も涙もないような印象からは逆転、戦いに向かった父と母の帰りを待つ少年だったのよねサソリ…あんな寂しそうなサソリを救ってあげたいと思わずにはいられなかったのです。家族でもない私がいたところでヨシヨシする以外なにもできませんがね。
父母が早くに亡くなったことで寿命について特別な考えがあったのだろう、人なんていくらでも傀儡に作り変えられるってゆう歪んだ考えを持っていて。最期は自分のことを「人形になりきれなかった人間」と揶揄する…なんと儚い。
チヨ婆はチヨ婆で自責の念に駆られていて切ない…あの回想シーンのBGMがまた良い味を出してくれる。砂隠れの無機質な感じと相まってね。サソリのために自分の生命と引き換えの転生忍術を編み出したってゆうエピソードもじんわりさせてくる。。
最初は石みたいに動かない婆さまって印象だったけど、バトルモードに入るとものすごい機敏で頭の回転も速くてめちゃくちゃかっこいいのです。自分の子どもを殺された上に孫は抜け忍になって暁に入り。。チヨバアもなかなかに壮絶な境遇に立たされていて辛い。
そしてサクラ。なぜかあんまり好きじゃなかったけど、修行を積んでとんでもないくらいに強くなってて惚れかけたのを覚えてる。あの精鋭軍団の暁メンバーであるサソリの攻撃にひるむことなく突っ込んでいく姿はもう、私が知っているサクラではなかった。
サソリの針が顔面スレスレになったシーンといい、素手で傀儡を割るシーンといい、何度見返しても気持ちのよい感動をくれる。とにかくあの時のサクラを一言で表すと、「勢い」だ!
そんな感じで戦闘している三者三様のストーリーは私にとってはあふれんばかりの魅力がありまして。脳が…震えてた。未だにYouTubeで見返してしまうわけです。
サソリは35歳だったけど、チヨ婆曰く里を抜けたときから歳をとっていないと(自分の身体を傀儡にしたから)。最初にサソリを覆っていた不気味な傀儡と(そういえば名前はヒルコだった)幼い顔のギャップは良かったけど、欲を言えば35歳の大人の魅力溢れるサソリを拝みたかったのである。